16歳で運転免許を取得できることから、土地柄にもよるが高校生になると自分が運転する車で通学する生徒が多くなるアメリカ。このほどコネチカット州で、ある男の教師が生徒の車に手荒なことをして逮捕された。しかしこの事件、決して他人事ではないとの声も聞かれるようだ。
コネチカット州のメディア『WTNH-TV/News 8』が伝えたところによれば、事件が起きたのはニューヘヴン郡サウスベリーにある「Pomperaug Regional High School」という高校で今年6月2日のこと。駐車場に停めていた生徒の車のフロントタイヤから空気が抜かれていることがわかり、被害通報により警察が介入。このほどエドワード・キンブル(52)という同校の男の教師が逮捕された。
取り調べに対し、キンブルは「そこは教師のために割り当てられていたブロック。私が車を停めようとしたスペースに誰かが停めていたため腹が立った」と話し、容疑事実を認めている。それと同時に、生徒用の駐車スペースに空きがないと困っていたその生徒に対し、警備員が『ここに駐車してもいいよ』と誘導していたことも判明。キンブルの寛容さに欠けた性格が災いを起こしたというほかないようだ。
タイヤがパンクした車で走ることは事故につながる危険性があるため、アメリカでは他人の車を故意にパンクさせる行為は器物破損罪の範囲にとどまらない。留置場に収容された後、約5万円の保証金を支払うことで身柄は保釈となったものの、8月10日にはウォーターベリー裁判所への出廷を命じられているという。
出典:http://wtnh.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)