性犯罪者の車から17歳の少女を救い出した、勇ましい女性の話題が米オハイオ州から飛び込んできた。自分にも可愛い孫がいるといい、すべては「よその子もわが子も同じように大切。皆で守っていかなくては」と常日頃から考えているその姿勢のおかげであった。
長い黒髪の下半分はピンク色。星条旗をモチーフにしたタンクトップに、タイトな白のパンツというラフな姿で『FOX8 Cleveland』のカメラの前に現れたのは、オハイオ州クリーブランドに暮らすクリスティン・ソーントンさん。人々は今、彼女の「地域の力で少年少女を守りたい」という正義感に大きな拍手を贈っている。
「ここ何回か普段見かけない車を良く見かけるようになっていたのよ」とクリスティンさん。不審に思って先月28日、ついにその車に近づくと中には毛布をかぶった女の子が座っており、クリスティンさんは車を運転している中年の男の顔にピンと来た。3名の少女を性的に暴行して服役していた男だと確信した瞬間、「本当は激しくドアを蹴ってその子を救出したかった」というが、彼女はその場を静かに離れてすぐに911番通報。警察官が現れて17歳の少女を保護し、男の身柄を拘束した。
男は46歳の性犯罪の常習犯。12年間、刑務所で服役していたが刑期満了に近づき仮釈放中であった。一方で少女は警察に「男とは1か月くらい前にダウンタウンで出会ったけれど深い関係ではない」と説明。少女が各種の“被害”を訴えない以上、立件には慎重にならざるを得ないとしてカヤホガ郡保安官事務所は男の名を明らかにはしていない。少女の母親は「娘が46歳の男性とデートしていたとは知らなかった」と話しているという。
出典:http://fox8.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)