「若いくせに態度が悪く、生意気だ」 そんな批判もたびたび受けてきたジャスティン・ビーバー(22)は、警察沙汰を何度も起こし「人気は続かない」と業界内外より叩かれた。しかしその一方でジャスティンは音楽活動に励み、現在は「Purpose World Tour」を敢行中である。「実は善人」とも言われる彼はせっせとチャリティ活動も続けており、公表していない善行も多々あるようだ。
このほどジャスティン・ビーバーが、「いっぱい飲もう」とカリフォルニア州の人気バー「Residuals Tavern」を訪問。そこで近くに座っていた客の一団が涙を流しているのに気づき、「いったい何事か」とバーテンダーに声をかけたという。
芸能情報サイト『TMZ』によると、この質問を受けたバーテンダーは「まだ20代だった常連客の1人が火災用の非常階段から転落して死去したのです」と答えたのだそう。これを聞き大変気の毒に思ったジャスティンは「せめてこれくらいは…」と思ったのか、彼らのために支払いを済ませてから帰ったとのことだ。
ちなみにジャスティンは『Saturday Night Live』の収録スタジオの外でファンが凍えながら待っていると知り、熱々のピザを慌てて注文し届けさせたこともある。また米国内では多くのガン患者達に寄り添い交流を続けているほか、グアテマラでは学校の建設に一役買うなどしてチャリティ活動に貢献してきた。
そんなジャスティンは母が10代の頃に未婚のまま産んだ子供で、極貧生活を経てスターダムにのし上がった。大成功し数百億円の資産を築いた今も「困っている人に寄り添いたい」という思いは大きく、ジャスティンを苦労して育てた母や成功に導いたマネージャーも、“give back”の精神を忘れぬ彼を心から尊敬し誇りに思っているという。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)