ブラジル・リオデジャネイロオリンピックに出場するにあたり、髪を淡いブルーに染めて気合を入れ現地入りしたライアン・ロクテ選手(32)。男子800メートルリレーでは金メダルを獲得しさすがの実力を証明した彼が、なんと銃を突き付けられ現金などを強奪されるという恐ろしい目にあった。
『AP通信』など複数メディアの報道によると、ライアン・ロクテ選手ら米競泳4選手が14日早朝、車上強盗にあったという。
選手らは選手村に戻るためタクシーに乗車していたが、武装した警官姿の人物らに停車を命じられ、所持品と現金を奪われてしまったのだ。ロクテ選手は『NBC』に「警察バッジをつけた奴らが銃を出し“地面に伏せろ”と命じたが、僕は悪いことはしていないため拒否した」「そのうちの1人が、僕の額に銃を突き付けた」と話しているが、幸いに怪我などはなく全員無事にこの危機を乗り越えたそうだ。
事件について、米オリンピック委員会は以下のような声明を発表している。
「警官を装った強盗らは選手らの乗ったタクシーを止め、金と所持品を出せと命じたのです。」
「4名は無事で、当局の捜査に協力している段階です。」
この事件でメダルや携帯電話などは奪われておらず、失ったのは現金とクレジットカードだけだったという。
なおリオで五輪を開催するにあたり現地では8万人以上の兵士と警官を動員、ロンドン五輪の2倍の人員を警備にあたらせていたというがやはり事件がいくつか報告されている。ロクテ選手らに危害が加えられなかったことに、関係者達、家族、ファンらが胸をなでおろした。
出典:https://www.instagram.com/ryanlochte
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)