海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】聖水と呪文で亡き夫を生き返らせようとした元女医の妻(露)

愛する人を喪った悲しみがこの女性をここまで追い詰めてしまったのかもしれない。このほど、亡き夫を生き返らせるために聖水と呪文を使って、4か月間もミイラ化した遺体と生活していたロシアの元女医について各英紙で報じられた。

ロシアのヴォルゴグラードに暮らす元医師の女性(76歳、名前は明かされていない)の夫(87歳)は、脚を痛めてから寝たきり生活となり、今年の4月に亡くなった。

女性は夫の死亡を息子や友人、近所の住民の誰にも話さずに「夫は生きている」「元気だけど、人と会うのは疲れると言っている」と嘘をつき通した。そして自宅で、女性は夫を生き返らせるために聖水を使い、呪文を唱え続けたのだ。

しかしある日、階下の住民が水漏れに気付き、この女性のもとを訪ねた。部屋に上がり込んだところ、ソファにほぼミイラ化した遺体があるのを発見し、すぐさま通報となった。

女性の元同僚の内科医によると、彼女には精神疾患などの記録はなかったが、ロシアの超能力者Leonid Konovalov(レオニード・コノヴァロフ)が司会を務めるテレビ番組「The Battle of Extrasensory」に夢中だったという。女性は恐らくこのテレビ番組の影響を受けて、「夫は生き返る」と信じていたとされる。

ミイラ化した遺体からは、異臭が漂っていたという。おそらく死臭は女性の部屋から四方に漏れていたことだろう。それでも、亡き夫が生き返ると信じて暮らし続けていた妻。過去には医師という職業に就いていながら、魔術を信じてしまった背景には、やはり愛する夫を亡くしてしまった深い悲しみと孤独があったのだろうか。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)