米マサチューセッツ州の沖合で父親とともに釣りを楽しんでいた男の子。なんとその子供用の釣り竿から垂れていた釣り針に、巨大なサメがひっかかってしまい、家族を大興奮させたことが伝えられている。
東海岸の人々が夏休みを過ごすことも多いマサチューセッツ州東端のケープコッドという半島。テキサス州ヒューストンからやってきた6歳のブレイク・ホワイト君は9日の昼過ぎ、父ラースさん、母ニコールさん、兄ピアース君(8)や祖父母とともにロックハーバーからボートに乗り、約1マイル沖合で釣りを楽しんでいた中、思いがけず巨大なサメと遭遇した。
『capecodtimes.com』とのインタビューによれば、「なんかすごく大きくて重い魚がひっかかっちゃった。ボクじゃ無理だからパパ、変わって?」と興奮気味に助けを求めたというブレイク君。水面下ではボートのすぐ脇で灰色の巨体が揺れている。嬉しそうな表情を見せるブレイク君やピアース君にラースさんは努めて動揺を隠し、「この船は22フィート(6.7m)しかないんだ。これを釣り上げるにはもっと大きなボートで来なくちゃならなかったよ」と笑顔で答えている。
家族にはボートの中央に集まり静かに座っているよう命じ、ラースさんはついに釣り糸をカット。サメはボートから離れていった。ブレイク君の母親ニコールさんは何枚もの写真を撮影しており、近辺のサメの保護にあたっている「Atlantic Great White Shark Conservancy」に連絡。体長は約3~3.6mという説明に「近年このあたりでは個体数が減少していたが、きっとホホジロザメ(グレート・ホワイト・シャーク)です」との返答を得たという。「次の週末も釣りに行きたい」と無邪気に話すブレイク君に、パパは「次はもう少し小さい魚をね」と微笑むのであった。
出典:http://www.foxnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)