米国の市民が、この日だけは打ち上げ花火など派手に騒いでも良いとされるのが7月4日の「独立記念日」。今年もまた事故が各地で多発したもようだ。ミシガン州ではなんと自身で大砲を作っていた男性が暴発により命を落としてしまった。『detroit.cbslocal.com』ほかが伝えている。
このほどミシガン州ニウェーゴ郡のクロトン・タウンシップで、アンソニー・ハーマンさんという46歳の男性が鋭い金属片が胸に突き刺さったことにより死亡した。ミシガン州警察の発表したところによれば、ハーマンさんは「独立記念日」に祝砲を放ちたいとして自身で大砲を手作りしていたもよう。前日である3日には一日中撃っていたが、午後10時46分ごろにそれが暴発しハーマンさん自身が被弾。午後11時半に死亡が確認された。
その大砲は鋼管製で長さが約30cm、直径が7.62cmといわゆる「超小型大砲」であったが、殺傷能力は相当なものであった。ハーマンさんが倒れている付近一帯に金属片が散乱していたが、137m離れた民家の庭の洗濯物に弾丸の金属片が突き刺さったほか、183m先でも破片が発見されている。大砲から13mほど離れたところにいたハーマンさんが死亡した以外、幸いにも負傷者は出ていないという。
町の住民らは地元メディア『WOOD-TV』の取材に、「1.6km離れているのにその音が聞こえた」 「5軒離れている我が家でも窓ガラスがビリビリ。振動が伝わってきた」 「そんな恐ろしいものを手作りする奴がいるのか。自業自得だ」などと語っている。ただし普段は16歳の息子とアウドドアのレジャーを楽しむなど善良な家庭人であったとして、住民らは救急隊員の到着を待つ間にも心肺蘇生を施すなどハーマンさんの救命に尽力したという。
出典:http://www.aol.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)