大人だけで行動したいイベントやパーティも多いアメリカ。そんな時、子供がベビーシッターとともに家で留守番となるケースは本当に多い。悪質なベビーシッターに関してはこれまでも様々な事件、事故の話題をお伝えしてきたが、このたびはなんと任務中にアルコールや薬物の影響下で運転した女の話題である。
ニューヨーク州ロングアイランドの東側であるサフォーク郡で先月30日午後2時過ぎ、あまりにも無責任なベビーシッターであったサウンドビーチ出身のサブリナ・マクリという19歳の女が逮捕された。ニコル・ディアスさんという女性からの「幼い子供を車に乗せた女の様子がおかしい」との通報を受け、警察官が現場に駆けつけた。
現場はマウントサイナイのハーバービーチ・ロードに位置するシダー・ビーチの駐車場。サブリナがハンドルを握っていたのは自身が所有する2015年式黒のホンダ・シビック。車の後部座席には彼女がベビーシッターを引き受けていた4歳から11歳までの4人の子供が乗っていた。サブリナは飲酒運転、15歳以下の者の命を危険にさらす行為、規制薬物の所持など起訴にあたっての罪状は複数に及ぶという。
なおニコルさんは自分の車を駐車場出口に停めてブロックし、警察の到着前に逃走することを許さなかった。「だってあの調子で公道を運転していたらどうなることか。絶対に見逃すわけには行きませんでした。彼女には4人の子供の命と安全を預かっているという自覚があまりにも乏しい」と怒りをあらわにしている。
一方のサブリナは、警察官に「お酒をちょっと飲んでいたとしたらどうなのよ。こんなの私くらいの年齢の女の子なら皆やってること。何が悪いのよ、このマヌケが!」と毒づいた。こうして罪状認否においても無罪を主張したサブリナ。弁護士は「本人は深く反省している」と繰り返し、母親も法廷で「娘が依存症ならちゃんと治療を受けさせますので」と食い下がったが、無責任で自分勝手なベビーシッターが原因で多くの事件、事故が起きている現状に、裁判官が甘い判断を下すとは到底考えられない。
出典:http://abc7ny.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)