英スコットランドのネス湖に生息していると騒がれてきた、謎の怪獣「ネッシー(Nessie)」。6月29日、その湖のほとりに大きなサイズの動物の死骸とおぼしきものが漂着し「ネッシーか!?」と騒動になったことを『usatoday.com』ほかが伝えている。
全体的に赤みを帯びた骨格と、恐竜を思わせる形をした頭蓋骨。仰向けになった腹部からは肋骨に包まれた消化器系の臓物が力なく横たわっている。ネス湖のほとりを散歩していてこれを発見したというのは、飼い主のいない犬の保護にあたっている「Help2Rehome Scotland」という団体の職員。Facebookにさっそく「ネッシーの死骸みたいなものを発見したよ! それともこれ、誰かのイタズラなのかな」という写真を投稿し、あっという間に大きな話題になった。
だがこの写真に対しては、その場所で死亡して腐食したにせよ波に乗って漂着したのにせよ、内臓がそのまま残っていること、そしてそれを鳥類や哺乳類が食べ散らかしていないことはとても不自然であるという意見が続出。最終的には投稿した本人が「テレビ番組のために用意された作り物らしいです」と説明し、騒動は収束した。
水深230メートルのネス湖。今年4月にはそこに海洋探査ロボットが入り、ネッシーの死骸らしきものを発見したと伝えて大きな注目を集めた。だが、映画『シャーロック・ホームズの冒険』のために1970年に制作された“潜水艦型の怪獣”であることがわかり、その時も人々をがっかりさせていた。
出典:http://www.usatoday.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)