南アフリカにある有名なスーパーといえば「ウールワース(Woolworth)」。高級品を扱うと謳い、主婦層からの信頼も厚いこのスーパーで人気商品のパイにネズミが混入するという背筋が寒くなるような事件が起きた。
カルメリータ・ピナーさん(31)は、友人に会うためケープタウンの中心街へとやってきた。そこでパイを食べたい気分だったためウールワースへと向かった。
このウールワースはケープタウンの中心部にあり、仕事中のランチタイムだけでなく観光客も多く利用する。その中でもパイは人気商品で、ホウレン草とフェタチーズパイ、チキンとキノコなど様々な種類のパイが売られている。ピナーさんはマトンカレーパイとステーキ&キドニーパイを買い、外のベンチで友人とランチをとることにした。
最初にマトンカレーパイを食べたピナーさん、次に大好きなステーキ&キドニーパイをほおばった瞬間、歯触りや味が違うことに気付く。
そこで恐る恐るパイを開けたところ、パイの中には明らかにステーキではない異物が混入していた。それは、なんと細いしっぽのついた黒いネズミであった。ピナーさんや友人だけでなく、その様子を見ていた周囲の人も戦慄、写真を撮ってSNSに投稿した。
ピナーさんと友人はすぐにウールワースに戻ったものの、責任者が現れるまで待っているうちにピナーさんは気分が悪くなりトイレに駆け込み嘔吐した。それを見た友人は責任者が現れるまでの1時間ほど猛抗議し、ようやく現れた責任者はパイの料金を返金、さらに治療費として350ランド(約2500円)を渡したという。
ウールワース側はネズミが混入していたパイを検査に出すとしているが、発注元など詳細についてはノーコメントを貫いている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)