昨年俳優ジョニー・デップと結婚した女優アンバー・ハードが、先月にジョニーとの離婚を申請。その後「DV行為を受けていた」と主張し、裁判所はジョニーに対して「アンバーに近付いてはならぬ」とする接近禁止命令を下している。そんな中、ジョニーの友人達、元妻、子供達の母で長年パートナーだったヴァネッサ・パラディらがジョニーを擁護。世間のアンバーへの思いも「結局は離婚を有利に進めたいだけ」「欲しいのは金か」と同情論から批判へと変わりつつあるが、アンバーの弁護団が反撃に出た。
ジョニー・デップのDV行為につき、何者かが通報。駆けつけた警官らは「そのような証拠はない」として現場を去っているが、その後アンバー・ハードは顔にアザのできた状態で出廷し、ジョニーのDV行為を主張した。いささか不自然な点を指摘される中、このたびアンバーの弁護団がメディアに声明を発表。主に以下の点を強調した。
■アンバーはどうして警察に事情を説明しなかったのか
「黙っていたことをジョニー側にうまく利用されています。でも(最初に説明しなかったのは)、アンバーがジョニーのプライバシーとキャリアを守りたかったからです。」
「ジョニー側の出方のせいで、アンバーはロサンゼルス市警察に事実を伝えるしかなくなった。メディアに、悪意あるデマの報道を続けさせるわけにはいかないからです。」
■DV行為は事実なのか
「何年も、ジョニーから心身に虐待行為を受けていました。」
「アンバーは、多くのDV被害者と同じように行動したのです。つまり自分の受けた被害ではなく、まずは加害者のことを思いやったわけです。」
また「アンバーの望みはお金なのか」という点につき、弁護団は「アンバーは女優として成功している」と強調。同時に「それぞれの経済状況を査定し双方が納得いく決断に至るまでは自活できるでしょう」としており、今後それなりの財産分与を求めることを示唆した。さらに弁護団はジョニー側の弁護団を批判。「DV被害者はアンバーなのに、即メディアを通じアンバー叩きを始めたのです」とし、「狙いはお金ではありません」「アンバーは勇敢で、経済的にも自立した女性なのです」「アンバーは英雄ですよ」とも付け加えている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)