“この先、工事中” “工事中につき注意” 運転手が車を減速させるこうした道路標識はとても重要。だが、これが万が一にも“ここで思い切りぶっ飛ばせ!”などと加速を煽る内容であったら…!? 米テキサス州のメディア『kxan.com』が、とんでもない悪ふざけをやらかして逮捕された男の話題を伝えている。
テキサス州ウィリアムソン郡のシーダーパーク警察によると、逮捕されたのはジェフリー・エルトグロスという26歳の男。フロンテージ・ロードに設置されている電光掲示板の“この先、工事中”という道路標識の表示内容をガラリと変えてしまったのだ。
“Drive crazy y’all!(みんなクレイジーにかっ飛ばせ!)”
ジェフリーはその電光掲示板のそばに設置してある電光掲示制御システムに向かって歩いていく姿を目撃されており、キーボードに触れるうちにハッキングに成功したもよう。「道路標識がおかしなものに変わってしまった」との通報があったことから、ジェフリーは近くのガソリンスタンドにて器物破損行為につき逮捕された。
しかしそのサイバー攻撃は、業務妨害のみならず車や工事にあたっている作業員を危険にさらし、道路交通法を無効にするようなものである。その制御システムはユーザーネームやパスワードを求めるもので、なぜジェフリーに簡単にハッキングされてしまったのか、設置者の側にも問題はなかったか責任を問われそうだ。
出典:http://kxan.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)