海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】嘔吐に苦しむ受刑者 携帯電話をすっぽり飲み込んでいた(アイルランド)

携帯電話がどうしても欲しいが決して見つかるわけにはいかない。そのような状況であると、人はどんな物でも口に突っ込み、喉の奥へと流し込んでしまえるのだろうか。アイルランドの刑務所で実際に起きた、ある受刑者の“誤飲”事件が話題となっている。

症例報告のオンライン・データベース『INTERNATIONAL JOURNAL OF SURGERY CASE REPORTS』に、極めて珍しい症例が発表されたことを英メディア『metro.co.uk』が伝えている。アイルランドのダブリンで病院に運ばれてきた29歳受刑者の胃袋に、携帯電話がすっぽりと収まっていたというのだ。

数時間にわたり吐き気を訴え、嘔吐を繰り返したというその受刑者。刑務所の医師は彼の告白に驚き、身柄は「タラ病院(=ザ・アデレイド・アンド・ミース・ホスピタル)」へ。レントゲン画像には想像しなかった異物がはっきりと映っていたため、医師は胃カメラのグリッパー部分を用いてそれを釣り上げようと努力したが、うまく行かず開腹手術による摘出処置に入った。胃壁にこびりついていたのが携帯電話であったことに、医療スタッフは非常に驚かされたとしている。

その受刑者は以前から精神的に問題を抱えており、携帯電話を飲み込んだ動機はあいまいであるとのこと。他に何をしでかすかわからないことから厳しい監視の元に置かれているもようだ。何かを隠す際、手段を選べない状況に置かれるとそれを飲み込もうとする人間は多い。しかし喉が携帯電話ほど大きなものまで通るというのは実に意外である。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)