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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「メキシコ、中国産の肉に要注意」と米NFL ドーピング検査で陽性の選手も

メキシコ産あるいは中国産の食肉を好んで食べておられる方には、いささか不愉快な話題であることをお許しいただきたい。このほど米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)が、各選手に向けて気になる警告を放ったことをスポーツチャンネル『ESPN』が伝えている。

「もしもあなたが中国産、あるいはメキシコ産の食肉を大量に摂取した場合、禁止薬物に関するドーピング検査をクリアできない可能性が出てきます。」

すべての選手を対象にこのような警告を放ったNFL。選手が好んで肉を大量に食べていることは承知の上であり、その肉に危険な物質が含まれていることに関し、特に留意するよう訴えかけている。

彼らがそこで問題にしているのはクレンブテロールという物質。これは牛や豚の成長促進と赤身を増やす効果があるとされるが、人の体に入ると筋肉を増強して体重を落とす効果が見込まれるため各国が使用を禁止。しかしメキシコや中国では、現在でもこれを飼料に混ぜている悪質な畜産農家が多く存在するという。

2010年頃から各種スポーツ競技において優秀な選手がそれを理由にドーピング検査にひっかかるようになっていたが、フットボールにおいても昨シーズン、テキサス州のチーム「ヒューストン・テキサンズ」のデュアン・ブラウン選手がメキシコ旅行から戻った後のドーピング検査でひっかかってしまった。現地で大量の牛肉を食べていたという。

「私どもはここにその旨を伝えました。あとは個人の判断と責任において摂取するようにしてください」とNFL本部。アリゾナ州のチーム「アリゾナ・カージナルス」のディフェンス・バック、パトリック・ピーターソン選手は手にしたメモをTwitterにて紹介し、“バケーションでメキシコや中国に行く時には菜食主義者になるしかないみたいだね”とジョークを飛ばしている。

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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)