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writer : ac

【海外発!Breaking News】事故死した妊婦、帝王切開で女児誕生 “奇跡の子”(米)

今月11日、アメリカ・ミズーリ州の高速道路で車3台が絡む事故があり、運転していた同州ケープジラード出身のサラ・イラー(Sarah Iler)さんが死亡した。『foxnews.com』によると、サラさんは妊娠39週で出産のため夫マット・ライダーさんと一緒に病院に向かう最中だった。初めての出産を楽しみにしていたという。

11日の午前8時頃、サラさん(26)とマットさん(34)夫妻が乗ったシボレー・ブレイザーが高速道路でタンクローリーとSUVに衝突され転倒。夫妻は車から投げ出され、マットさんは手足や肋骨の骨を折る重傷を負った。サラさんは即死したが、お腹の子を救うため駆けつけた救急隊によって心肺蘇生が施された。

サラさんはケープジラードの「セイント・フランシス・メディカルセンター」に搬送されると、緊急の帝王切開手術が行われた。産まれた女の子は“マディソン”ちゃん。4ポンド15オンス(約2240グラム)だったが、容体は思わしくなく、すぐに人工呼吸器が取り付けられた。

誕生から5日経った16日、マディソンちゃんは自力で呼吸をしはじめ、目を開けて看護師の手指を掴むなどの反応も見せているという。サラさんの妹カサンドラさんは「姉はマディソンに命を吹き込んだのです。マディソンは奇跡の子。だから死んじゃうなんて考えたこともないわ」と語っている。

一方で担当医は「順調に回復しているように見えますが、脳に酸素が行き渡らない状態が長かったため、脳や肺へのダメージも考えなければなりません。現時点ではまだ結果をお伝えすることはできない状態です」と明かした。

ケープジラードから200キロ以上離れたセントルイスの病院に搬送されたマットさんは、数回の手術を受けて今も入院中である。マットさんはマディソンちゃんと血のつながりがないものの、退院後に会うことを楽しみにしているという。サラさんは生命保険に加入しておらず、家族は「GoFundMe」による募金を呼びかけている。

出典:http://www.foxnews.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)