フランスのある警察署に現れた女。手にはコカインらしきものが入ったビニール袋を3つ持っている。薬物常習も度を越すとここまで愚かな行動に出てしまうのであろう。女が警察官を相手に実に愚鈍な質問をしたことを英メディア『metro.co.uk』が伝えている。

「私、ひょっとしたら質の悪いブツをつかまされたかもしれないの。それとも上物かしら。お宅ならコカインの品質検査をやってくれるわよね。」

こんなあり得ない質問をしたのは45歳の女。フランス・オート＝ガロンヌ県のトゥールーズ警察署の窓口に突然現れ、警察官に袋を3つ差し出すと「この2袋にはピュアなコカインが入っていて、この1袋にはクラック・コカインが入っているらしいの。本当のところ質はどうなのかしら。検査してくれない？」と依頼したという。

ドラッグの売人から入手するようなクラック・コカインには、コカインに似せた不純物あるいは有毒物質を混ぜてかさ増ししてあるものも多く、ピュア・コカインという説明も疑わしい。しかし警察官に「なぜそのような検査が必要なのですか」と尋ねられた彼女は、「ただ上物かどうか知りたいだけよ。だってヘンなものを過剰摂取すれば死んじゃうでしょう？」と話したという。

警察官は言われるまでもなくそのブツを預かり、担当者が“品質検査”を行ってそれがコカインなどであることを確認すると女を逮捕した。薬物常習者の中には、この女のように薬物の所持や使用が法律に違反しているという意識が全く欠けてしまっている者も多いという。

出典：http://metro.co.uk
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）