数日間のインド滞在を経て、現在はヒマラヤ山脈のブータン王国を公式訪問中の英ウィリアム王子とキャサリン妃。インドで夫妻と対談したモディ首相が王子の右手に残したあるモノ。「英国に対する期待の強さを物語っている」と評判のようだ。
「わが国インドと英国の強力な信頼と友好の関係は揺るぎません。引き続き協力しあって参りましょう。」
そんな言葉をかけながら、グイッと力強く王子の右手を握りしめたに違いないインドのナレンドラ・モディ首相。こちらは英メディア『dailymail.co.uk』が伝えた写真だが、王子の右手の甲には相当な圧力がかかったのか、モディ首相の指が触れた部分だけ色が白く抜けているようだ。
国連(United Nations Population Division)によると、2015年推計人口が13.1億人と人口においては中国についで世界第二位のインド。上昇志向ますますという国民を代表する立場上、それも当然であろうと同メディアもモディ首相の気合や気迫を称えている。各国の首脳陣がせっかく会しても笑顔のない抱擁や握手、視線が明後日の方向という対談も多々である今日。どこに出かけても熱烈な歓迎を受けるウィリアム王子夫妻はうらやましい限りである。
もっとも先月下旬には、インドの鉄鋼大手「タタ・スティール」社がサウスウェールズ地方にある工場の全面撤退を示唆し、英鉄鋼業界全体が大揺れとなっていた。鉄鋼生産量はヨーロッパ第2位といわれ、各地にプラントを展開していた同社だけに、この会社が撤退すれば4万人ほどイギリス人労働者が路頭に迷う可能性があるためだ。なんと昼食会においてその話題を持ち出したウィリアム王子。モディ首相がその後、タタ社に“考え直せ”と圧力をかけるようであればイギリスにとっては大変な国益。王子の株もぐっと上がるはずだ。
ちなみに、その後に訪問したブータン王国で夫妻は同世代であるジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王(36)とジェツン・ペマ王妃(25)に温かく迎えられた。ブータン国王夫妻にも2月に第1子となる男の赤ちゃんが誕生していることから、子育て談義にも花が咲いたもよう。ちなみにこのたびの外遊では2歳のジョージ王子、もうすぐ1歳のシャーロット王女は英国でお留守番である。
出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)