散歩中のロットワイラー犬が通行人に危害を加えるという事件が稀に発生している。飼い主の無責任さを厳しく問う声も多い中、中国ではこんな事例が起きた。飼い主がまったく反省していない様子に人々はネットで大炎上である。
中国のメディア『shanghaiist.com』がこのほど、体長約1mのロットワイラー犬が通行人の女性に噛みついて大怪我させる事件を伝えた。安徽省合肥市郊外にある「Shushan Forest Park」という森林公園での中で先月、友人とともに夕暮れ時の散歩を楽しんでいたHan Yanさんという女性にロットワイラーが突然襲いかかり、彼女がとっさに顔を覆った左腕をガブリ。Hanさんが絶叫すると飼い主は犬をぐいっと引っ張り、こんな無礼な言葉を残して走って逃げてしまったという。
「悔しかったら追いかけてこい。俺たちを捕まえることができたら、その時は病院に連れていってやるから!」
大人の男性でも振り回されてしまう力の強さ、神経質で警戒心が強い性格ゆえ気性の荒い個体も多いロットワイラーだが、この事件の飼い主には愛犬が他人に危害を加えたら飼い主としての大きな責任が発生するという自覚がまったく欠けていたもようだ。
Hanさんと一緒にいた友人がその飼い主と犬を追いかけようとしたが失敗し、警察に通報するとHanさんを連れて病院へ。左腕を5針縫われて彼女は4000元(約6万7000円)の医療費を支払った。警察はその2日後に飼い主を突き止めて事情聴取を行ったという。
犬を飼う人が増えてきた近年の中国では、気性の荒い大型犬がリードなしで歩いていたり、つながれていても通行人に襲いかかるという事件がアメリカ並みに急増している。事件が起きるとほとんどのケースにおいて近隣住民は、飼い主について「そんな犬を飼って虚勢を張るあたり相当の見栄っ張り」などと語るものである。
出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)