飛行機が目的の空港に無事着陸した。しかしなぜ乗客の目の前で緊急脱出用のスライドシュートが開かれてしまったのか。このほどユナイテッド航空機において、女性の客室乗務員(以下CA)によるとんだ“お騒がせインシデント”が発生した。
テキサス州ヒューストンの「ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港」で4日正午ごろ、カリフォルニア州のサクラメントから飛んできたユナイテッド航空1246便において、乗務していたジュリア・プライスという女性CAが信じ難い行為に出たことを『click2houston.com』が伝えている。
飛行機は通常通りに着陸してゲートC43へ。乗客の降機が始まればCAは最後の1名がボーディングブリッジに移るまでしっかりと見届けるべきであるが、機体が完全に制止したことを確認すると、ジュリアはコックピットの右後ろにある扉から緊急脱出用のスライドシュートを展開。そこから4.5mほど下の駐機場の地面に向かって自分の荷物を投げ、自身もすべり降りてしまった。
連邦航空局(Federal Aviation Administration)が行った調査でそれは本人の意図的な行為であったことがわかり、ユナイテッド航空は彼女に即刻解雇を言い渡している。なお同機にはフライト中に呼吸困難を起こし、車イスでのエスコートが必要な男性の乗客が1名いたとのこと。なおさらCAの間では少ない人数での協力体制が求められていたようだ。
出典:http://www.click2houston.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)