台北市の台北メトロ(MRT)「西湖駅」近くで先月28日、4歳の女児が通り魔の男(33)にいきなり首を切断され、死亡する事件が起きた。台湾では犯人を死刑にせよとの声が相次ぐ中、2件目の少女首切り事件が発生したことが伝えられた。
精神疾患を抱えた男が幼い少女に近づき、その首をいきなり切りつけるという殺人事件が起きたばかりの台湾。2件目の事件が先月31日夜8時頃、台南市永康区で発生したことを『三立新聞網(setn.com)』が伝えている。
被害にあった少女は12歳。事件当時は母親も一緒で、犯人はその元・交際相手のHuangという男であった。母親に復縁を迫ったが拒まれると、男はナイフを手に2人の口論を仲裁しようとしたその娘の首を切りつけた。親子の叫び声に近隣住民がバットを手に助けに入ると男は逃走。地元警察が男の行方を追っている。少女は母親とともに病院に急行したが傷の深さは5mmで長さは6cm。8針を縫う大怪我ではあったものの命に別状はないという。
人々を震撼させるあまりにもショッキングな殺傷事件が起きると、模倣犯が現れるのは洋の東西を問わない。このたびの事件の犯人は通り魔ではないものの、非力な少女の首を切るという手段は台北市の事件の影響であろう。台湾の人々、特に幼い女の子を育てている人々の間では、しばらく第3の事件が起きないか怯える日々が続きそうだ。
出典:http://www.setn.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)