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今年92歳になったジンバブエ大統領ロバート・ムガベが、いよいよ“おじいちゃん”となる。
「ジンバブエの英雄」と言われる故ハーバート・チテポ氏の夫人の葬儀に出席したムガベ大統領が、自身の娘ボナ・チコレさんが間もなく出産すると公表した。
4月10日の現地紙『Sunday News』によると現在、ボナさんは母親である大統領夫人とともにシンガポールで出産を控えている。大統領夫人が葬儀に参列できなかった説明の際、「娘の出産の付き添い」ということが明らかになった。ボナさんは2014年、パイロットのシンバ・チコレ氏と結婚している。
今年の3月に行われたムガベ大統領92歳の誕生日パーティでも、大きなおなかで出席していたボナさんが目撃されていた。出産はここ数日中に起こるであろうと言われている。
ただし問題は、出産がシンガポールで行われるということ。イギリスの王室などを見てもわかるように、国を代表する人物ならば自国の医療施設を信頼し、そこで出産することが多い。実際、ボナさんを含むムガベ大統領の3人の子供もジンバブエで生まれている。しかし2000年以降、政治の荒廃、さらに経済が急速に落ち込んできたためか、自国の医療設備を信頼していないムガベ大統領は毎年シンガポールで医療検査を受けるようになった。ボナさんも同様に、自国から8000キロも離れたシンガポールでの出産を選んだ。国民の気持ちは複雑であろう。
出典:http://www.theindependent.co.zw
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)