1981年から続きエントリー数が4万人を超えるという人気のロンドンマラソン。その大会中に撮影されたビデオが物議を醸している。『independent.co.uk』など複数のメディアが伝えた。
今月24日に開催されたロンドンマラソン。沿道はランナーを応援する何十万という人々で埋め尽くされ、当日は大変な賑わいを見せた。
しかし華やかな大会の裏側で捉えられたある映像に、SNSは大炎上。現在、警察による調査が進められている。
マーク・ハドソンさんによって撮影され、Facebookに投稿されたのは、ロンドン南東に位置するデトフォードに設けられた給水所での様子だ。ランナーが走っている最中に人々が給水所に群がり、ランナー用に用意された飲料水を奪い去っている。そこには大人だけでなく子供の姿もある。
ハドソンさんは「デトフォードでの悲しい光景です」と記したが、「とても卑劣な行為。恥を知れ」「彼らは動物よ」とモラルを問い、批判するコメントが相次いだ。
現場を目撃した人は「給水所に20人ほどが現れたかと思うと、すごい勢いで持ち去り始めました。大きな袋に詰め込む者、中には台車を持ってきている男性もいました」と証言する。
ロンドンマラソンのイベントを仕切る会社の理事ヒュー・ブラッシャー氏は「給水所にはボランティアが待機していますが、ランナーのための水がこのような形で奪われたことは非常に悲しいことです。現在詳しい調査が進められています」と述べている。
大会関係者によると、水が持ち去られたのは大会も終わりに近づいた頃で、幸いにもランナーに影響は出ていないという。
出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)