犬の平均寿命は8歳から15歳で、一般的に小型犬ほど寿命は長いとされるが20歳を超えて生きる犬は非常に稀である。今月17日、世界一長寿とみられる犬が30歳で亡くなった。『bbc.co.uk』ら複数のメディアが伝えている。
亡くなったのは、オーストラリア原産の牧羊犬種である「ケルピー」の“マギー”。オーストラリア・ビクトリアの酪農家ブライアン・マックローレンさんが30匹の猫と一緒に可愛がってきたおばあちゃん犬だ。
ブライアンさんは「最近のマギーは一日の半分は寝て過ごし、起きたら事務所と農場を私と一緒に往復するのが日課だったんだ。先週まではうちの猫にも唸っていたし、いつもと変わった様子はなかったよ」と話す。
「ここ2日でいっきに弱ってしまったんだ。16日夜、寝床のバスケットにうずくまって眠っていたんだけど、翌朝になっても起きてこなくて。そのまま17日の夜に目を覚ますことなく逝ってしまったよ。」
「本当に悲しいよ。安らかに逝ってくれたことが何よりも救いだね」と涙を隠せないブライアンさん。
実はマギーの誕生日は分かっていない。ブライアンさんによると「書類をなくしてしまってね。でも末息子のリアムが4歳のときにマギーがやってきたんだ。今リアムは34歳だから、マギーは30歳で亡くなったことになるよ」と語る。マギーは亡くなる直前、聴力を失い視力も衰えていたとのこと。『bbc.co.uk』によれば、30歳のマギーは人間の133歳に相当するそうだ。
ちなみにギネス公認の世界最高齢犬は、1939年に29歳5か月で亡くなった「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」の“ブルーイー”で、約20年間オーストラリア・ビクトリアで牧牛・牧羊犬として活躍したという。
出典:http://www.bbc.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)