世界一美しい海岸線「アマルフィ海岸」と年間を通じて温暖な気候で世界の人々を魅了し続ける南イタリア。そこで今後、露出度の高い過激なスタイルで街を歩く一般人女性は警察に呼び止められ、ヘタに抵抗すれば逮捕される可能性があるようだ。
「まるで売春婦を思わせるようなセクシーな服装、思わせぶりな振る舞いを禁じる」。そんな条例が誕生したのはイタリア・カンパニア州のサレルノ市。ここでは外国人観光客をターゲットにしているとみられる売春婦が夜の街を闊歩している。これに同市議会は、売春行為がはびこっているようでは真に洗練された美しい観光地とは言えないこと、市民も環境の改善を強く望んでいることを理由に「売春婦モドキの女性」を片っ端から取り締まることを考えたそうだ。
具体的には超ミニスカート、ピンヒール、露出度の高いトップスを禁じるほか、ナンパされることを待っているような色目使いや思わせぶりな態度も禁じ、違反すれば日本円にして約6万4,000円の罰金刑をくらうという。イタリアでは、チャーミングあるいはセクシーな女性を見つけると男性がウインクしながら“チャオ・ベッラ!”と声をかけることがあるが、同市ではちょっと絵になるそうした光景も過去のものになってしまうのかもしれない。
この国では1958年に「売春防止法」が施行され、斡旋者が上前をはねることは違法となっているが、18歳以上であれば売春行為そのものは合法。現在はほとんどの売春婦が外国籍の女性であり、政府には売春宿の密集地帯を公認で設ける案もあるという。
出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)