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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】韓国の食肉処理工場から救出された犬 足先すべて壊死

少し前、韓国の食肉処理工場が立ち並ぶ地域のゴミ集積場で、ひどく傷ついたゴールデン・レトリバーが保護されていた。韓国に犬食の文化があるとはいえ、なんと残酷なその姿。全身打撲の状態で4本とも足の先が壊死していた。犬はやっと治療を終えてアメリカへ。優しい里親が見つかったことが伝えられている。

おそらくは暗い倉庫にほかの犬とともに吊るされていたのであろう。ロープで4本足を固く縛られた状態でゴミ集積場にて発見された幼いゴールデン・レトリバー。食肉処理工場に持ち込まれるも、足が感染症により腐り始めていたため廃棄が決まった可能性が高いようだ。運ばれてきた犬は肉質を柔らかくするため全身を殴られるといい、その犬も衰弱しきっていたと『boredpanda.com』が伝えている。

犬はメスで年齢は2歳。血流が滞っていた足首から下は壊死しており、ソウルの獣医のもとで切断手術を含む2か月にわたる治療が続けられ、ハングル語で“愛情深い”を意味する“Chi Chi”との名で呼ばれるようになった。その後、米・動物保護団体「ARME(Animal Rescue, Media & Education)」のシャノン・キースさんが介入してChi Chiは海を渡り米国へ。里親に決まったアリゾナ州フェニックスのリチャード・ハウエルさん一家は今、義足の完成を楽しみにしているという。

ハウエルさんの12歳の娘ミーガンちゃんは、メディアの取材に「Chi Chiはなんでも上手にできるの。でも階段を上ることだけは無理みたい」と語る。しかしファミリーや人々はChi Chiのセラピードッグとしての新たな生き方に大きな期待を寄せており、完全に回復したら事故や戦争で手足を失ってしまった子供や退役軍人を慰問する予定だという。

出典:http://www.boredpanda.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)