教え子たちは年少者で体も小さい者ばかり、師範は厳しくとも絶対的存在で敬意や礼節が重んじられる。そんな事情を背景に、指導の範囲を超えた虐待行為が明るみに出ることもあるマーシャルアーツ教室。またもや陰湿な事件が起きたことを『abc7ny.com』がニューヨークから伝えた。
このほど米ニューヨーク州クイーンズ区のマーシャルアーツ教室「United Tae Kwon Doe」で、師範を務めていたロレンツォ・ラモスという26歳の男が逮捕された。「United Tae Kwon Doe」はクイーンズ区を中心にニューヨーク州に20近くの教室を展開しており、このたび事件が起きたのはルーズヴェルト・アベニューと103rdストリートの交差点にある教室だ。
ラモスは、教室に通う12歳~14歳の4名の少女を抱きしめてはその股間をつかみ、自身の下半身をこすりつけるという行為を1年7か月にわたり繰り返した疑いが持たれている。ある少女が母親やスタジオのオーナーに相談したことにより警察も事件を把握。ラモスは解雇となったが、いかがわしい行為をするたびに少女にお金を渡し「絶対に黙っていなさい。バレたら君も僕も殺されちゃうから」と脅しながら口止めしていたという。
起訴にあたっての罪状は、第一級~第三級までの性的虐待や児童福祉法違反ほか20以上の項目におよぶといい、ラモスの有罪が確定した場合は性犯罪者としての情報公開はもちろん、最高で7年の懲役が言い渡される可能性がある。設定された保釈保証金は31,000ドル、4月1日の出廷が命じられている。
出典:http://abc7ny.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)