このほど中国のメディア『安徽商報（ahwang.cn）』が、アジアの人気フルーツであるドリアンに関する興味深い話題を伝えた。列車内にそれを持ち込もうとして注意された女性が、没収されるくらいならここで食べると負けん気をむき出しにした。しかし…。

東南アジアのマレー半島を原産地とする“フルーツの王様”ことドリアン。ずっしりと大きな殻を持つ甘い果実だが、栄養素が豊富でカロリーも高く、何より玉ねぎの腐敗臭にも似たガスのような強烈な臭いが特徴である。そのため飛行機、バス、列車、そしてホテルなどが「持ち込みお断り」としていることは多い。

先月29日、中国・安徽省のある鉄道の駅でそんなドリアンを5kgも持って列車に乗り込もうとしたことから、駅の警備員に呼び止められてしまった1人の女性。列車の中でそれを食べることは許されないと告げられると「だったらここで」と開き直り、おもむろにそれを切り裂くと果肉をむしゃむしゃと食べ始めた。やがて彼女の鼻からは血がダラダラ。そして列車の出発の時間を迎えると、彼女は流れる鼻血をぬぐって列車に飛び乗ったそうだ。

人気のドリアンは生産地もますます広がっているが、お酒と一緒に食すると鼻血が出やすく、胃腸障害など体調を崩しやすくなることを現地の人々は心得ている。しかし男性は精力増強のためといって、つい食べ過ぎることがあるという。

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（TechinsightJapan編集部　Joy横手）