海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】また遺体取り違え 棺には別人 本人の遺体は紛失(米)

「おばあちゃんの亡骸をとにかく早く返して欲しい」と遺族を代表してメディアのマイクに怒りをぶつけた孫たち。祖母とのお別れのため葬儀会場に駆けつけたが、棺の遺体は別人のもので本人の遺体はどうしても見つからないというのだ。

『NBC News』が伝えているところによれば、米ワシントンD.C.の「Horton’s Funeral Home」という葬儀場において遺体を取り違える事件が起きたもよう。このほど83歳で他界したバージニア・グレーさんの遺体は現在も見つかっていない。

先月19日、バージニアさんは意識を失ってすぐ隣のメリーランド州にある「プリンス・ジョージズ総合病院(Prince George’s Hospital Center)」に搬送され、その後に死亡した。娘、4人の孫と8人のひ孫が同26日に葬儀場に集合したが、バージニアさんの亡骸に着せてほしいと届けておいた服を着て棺に横たわっていたのは、まったく別の女性の遺体であったのだ。

孫のタワナ・マーフィーさんとクウェンティン・グレーさんは『News 4/NBC Washington』のマイクに、「棺をのぞき込んで動転してしまいました。祖母ではなかったのです。こんなことが起きるなんてあり得ない。不信感でいっぱいです」などと語っている。病院も葬儀業者も同メディアの取材に何らコメントを返していない。

各種の照合や確認作業があいまいなのか、こうした遺体取り違え事件が海外では頻発している。2013年11月にはニュージャージー州の高齢女性がカリブ海のセント・マーチン島で急死したが、棺桶に収められて飛行機で地元の葬儀場に届いた遺体はカナダ人女性のもの。身長ほか外見上の共通点はまったくない中の取り違えであった。

また昨年11月にはシカゴで、葬儀当日というのに業者が遺体を紛失。急きょ「追悼式」と名を変更して儀式が行われた。故人は高齢女性で白髪であったがその遺体はブルネットのロングヘア。その後、見ず知らずの墓地に土葬されていたことが判明し、遺体は墓を掘り返して回収された。こちらは創業83年の老舗葬儀業者での出来事である。

出典:http://www.nbcwashington.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)