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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ボスニア紛争のヒーローだった元兵士、兄弟間の裁判に負け焼身自殺図る

「ボスニア紛争」で体に障がいが残るも、“ヒーロー”と呼ばれて称えられてきたサラエボ在住の元兵士。しかし兄弟間で起きたトラブルをめぐる裁判に負けると、判決に不服だとして自殺を図った。『LiveLeak』には目撃者が撮影した衝撃的な動画が投稿され、波紋を広げている。

ユーゴスラビアから独立したボスニア・ヘルツェゴビナで、1992年から1995年まで続いた「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(ボスニア紛争)」。そこに兵士として参加していたSenad Begicさん(56)が、ある裁判に負けて抗議の焼身自殺を図ったことを『ラジオ・サラエボ(Radio Sarajevo)』が伝えた。

現場はウナ=サナ県にあるツァジン(Cazin)の地方裁判所前の広場。Begicさんは敗訴が決定すると、「この国の法律のシステムは狂っている」と4日にわたりハンガーストライキを続けた。その挙句にボトルに入った灯油を自身の頭にかけ、「やめなさい」という周囲の声に耳を貸すこともなく火をつけたのであった。

Begicさんの頭上高くにまで激しく吹き上がる炎。人々は毛布をかぶせるなどして懸命に消火にあたり、ほどなくして地面に倒れたBegicさんは体の15%に激しい熱傷を負って病院に搬送された。危機的状況からはどうにか脱出したと伝えられている。なお裁判は、16年間にわたり兄弟間で続いていた敷地の境界線をめぐるトラブルが原因であったという。

出典:http://mondo.rs
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)