超大型スーパーマーケットでは警備員も従業員全員の顔を把握しづらい。そのため雇用者はユニフォームの管理にはしっかりと目を光らせなければならない。退職する時にこっそりと持ち帰る、自宅に持ち帰り悪意ある者に貸すなどは論外の行為である。だがこのほど米バージニア州で…。
バージニア州チェスターフィールド郡にある大型スーパーマーケット「ウォルマート」で先月14日午後7時ごろ、高品質の薄型テレビ4台を盗まれるという事件が起きていた。誰にも疑われることなく犯行を成功させたその手口にウォルマートは激怒している。
犯人はグレーのパーカーの上に、背中の黄色いマークも鮮やかなウォルマートの従業員が着用するネイビーブルーのベストを着ていた。左胸にはきちんと名札も下げている。そんな姿でテレビを次々とカートに載せては非常口から外へ。大きなSUVに載せる姿は堂々たるもので、ウォルマートはさっそく同店舗および近隣店舗の従業員とその男の映像を照合したが、一致する者はいなかった。
いっこうに捕まらない犯人。チェスターフィールド郡および隣接のコロニアルハイツ市の治安と犯罪捜査に協力する「Chesterfield County/Colonial Heights Crime Solvers」という組織は今、監視カメラが捉えた犯人の映像を公開して広く情報提供の協力を呼び掛けている。犯人は20代前半とみられ、身長は約178cmのやせ形だという。
アメリカには、この“Crime Solvers”のほかにも“Crime Stoppers”と呼ばれるコミュニティー型の組織が存在する。彼らのミッションは911番通報と異なり、匿名での情報を受け付けること。これにより犯罪捜査や裁判に巻き込まれる面倒や逆恨みを恐れている人々からも情報が集まるようになり、犯罪解決に大きく寄与することがある。たとえば通話内容を録音したテープが警察に提出されることはあっても個人情報は一切明かされないという。
出典:http://fox59.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)