かくれんぼが大好きなのであろうか。このほどイタリアのある銀行で、母親に手を引かれて入って来た2歳の女児が何を思ったか金庫に飛び込んで自らロック。大変な騒動となってしまったことを『thelocal.it』が伝えた。

イタリア・ヴェネト州のウニクレーディト・イタリアーノ（ウニクレディト銀行）ヴィチェンツァ中央支店で18日午前、2歳の女の子が金庫の中に閉じ込められるという事件が起きた。母親に伴われて来店したもので、窓口で母親が行員の説明に熱心に耳を傾けている間に、女児は姿を消してしまったという。

それなりの壁をよじのぼって越え、ある小型金庫に自ら飛び込んだとみられる女児。そこから泣き叫ぶ声が聞こえたことから行員はすぐにレスキュー隊の出動を要請した。なぜならそれは、いったんロックがかかると40分間は開錠しないというシステムを持つ強固な金庫であったためだ。

公開された動画によれば、レスキュー隊員はマルチタスクをこなすLUKAS社の油圧式救助器具を持って現れ、15分もかからずに女児をそこから無事救出している。彼らの手腕はお見事で現場では拍手も起きたようだが、そのようなツールでこじ開けられる金庫を床に置くというのも銀行のセキュリティーの甘さを感じないわけにはいかない。

出典：http://www.thelocal.it
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）