頭に血が上りやすく、前後不覚のまま相手の息の根が止まるまで怒りを爆発させてしまう…そんな気質を持って生まれてしまったのだろうか。米ニュージャージー州からある男の話題が伝えられ、人々を震え上がらせている。
近隣住民を殺害したことにより実刑判決を受け、30年間にわたり服役していたニュージャージー州アトランティックシティ出身のスティーヴン・プラットという47歳の男。刑務所での長きにわたるおツトメは彼に何を教えてくれたのであろうか。なんと出所2日目にして、実の母親を殺害したことを『foxnews.com』が伝えている。
最初の殺人事件は、スティーヴンがまだ15歳という若さであった1984年に起きた。あるアパートの廊下で友人らと騒いでいるところをそこの住民であるマイケル・アンダーソンさんに注意されて腹を立て、金属パイプを手にアンダーソンさんの家に押し入り襲いかったところ、逆にパイプを奪われ顔を殴られた。これに逆上したスティーヴンは、借りものの拳銃を手に再びアンダーソンさん宅へ。その発砲により顔と肩に被弾した彼は数日後に死亡した。
そして2014年10月、アンダーソンさん殺害による30年もの長い年月の服役を終えたスティーヴンは、出所してたった2日後に第2の殺人事件を起こした。64歳にもなっていた苦労続きの母、グウェンドリン・プラットさんの頭部を鈍器で殴って死亡させたのだ。そしてこのたびスティーヴンは実母殺しの事実を認め、涙を流しながら有罪答弁を行った。「裁判で検察側と争うことは望まない」と述べ、再び服役の意思を示したスティーヴンに言い渡された刑期は25年。仮釈放の権利は刑期の85%が過ぎて初めて発生するため、母に懺悔の墓参りができるのは21年も先になるであろうという。
出典:http://www.dailymail.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)