このところ世界各地の海岸で頻繁に報じられるようになっている座礁クジラの話題。このたびは2頭のマッコウクジラが中国・江蘇省の浅瀬で打ち上げられ、人々を驚かせたもようだ。
ここ数日間、きわめて大きな2頭のマッコウクジラが相次いで江蘇省南通市の海岸に打ち上げられたことを中国のメディア『shanghaiist.com』が伝えている。1頭目は今月14日早朝、洋口港(Yangkou Port)にて発見され、体長は15メートル、体重は約33トンと計測された。
2頭目は16日、そこから10キロほど離れた橋の近くで座礁しているところを漁師により発見された。こちらの体長は15.6メートル、体重は50トンを超えているであろうという。目撃者はメディアの取材に、「あまりの巨大さに船かと思ったほど。生きていると思ったので近づかなかったが、打ち上げられた時には死んでいたみたい」と答えている。これらのクジラについては今後に詳しい調査が行われるという。
今月4日には英ノーフォーク州ハンスタントンの海岸からも伝えられた通り、欧州ではマッコウクジラの座礁が相次いでおり、1月からすでに30頭近くを数えているとのこと。あまりにも巨大であるため命を助けることもままならないという中、専門家は「座礁も自然現象。クジラの生息数が増えたことにより目につく数が増えたとも考えられる」などと解説していた。
出典:https://www.hongkongfp.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)