クラブ、ディスコといえば広いフロアとミラーボールがギラギラする高い天井がマスト? ところがそうでもないらしい。ドイツでは今、狭く小さな空間で人目を気にせずに踊れるタイプの“店舗”が大人気だそうだ。
独ベルリンのホットな街、フリードリヒスハイン=クロイツベルク区に登場したボックス。かなり昔の電話ボックスの再利用であることがわかるが、実はこれ、“テレディスコ(TELEDISKO)”と呼ばれる世界最小サイズのディスコで、珍しいもの好きな若者が代わる代わるやってきては扉のマシンにコインを投入し、ノリノリの時空間を楽しんでいるのだ。
ボックスの脇には自由に使えるど派手なパーティグッズが用意され、中に入ればその本格的な装置や効果にも驚かされる。スモークマシン、ストロボスコープによるカラフルな照明装置、ミニサイズのミラーボール、そしてタッチスクリーン操作により音楽を自由に選択できる上、約500~770円で装備のビデオカメラにより動画を撮ってもらうことも可能。固定式の2台、可動式の1台と現在3台ある「テレディスコ」だが、評判が広がっているため今後その数は増えそうだ。
なお、この「テレディスコ」を開発・設置したのはドイツの電気通信事業者「ドイツテレコム(本社:ボン)」であるとの情報も広がったが、同社は30年ほど前までそのボックスの所有者ではあったものの、ディスコ経営というこの奇抜なプロジェクトには一切関与していないことが判明している。また1ボックスにつき350ユーロで販売され、クラブが特別なブースとしての設置に興味を示しているとの噂も広まったが、その値段には大きな誤りがあるという。
出典:http://firsttoknow.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)