昔は墓地だったが移転した、こうした土地は得てして大変な廉価で売りに出されるものだが、あなたはそこに家を建てて住みたいと考えるであろうか。「ノープロブレム、非科学的なことは気にしない」と言う方でも、こんなものが出土するようでは…!?
豪タスマニア島南東部のウェストホバートのある家庭から、背筋が凍りつくような話題が飛び込んできた。家を改築するにあたり、小型のパワーショベルまで操りながら、素晴らしい庭を造り上げようと夢中になって作業していたその父親と娘。しかし土の中から思わぬものが顔を出し、2人は顔をこわばらせた。それはギラッとした白い歯並び。人間でいえば大人サイズの口元であったという。
彼らと一緒にいた飼い犬は、頭蓋骨の一部と思われるものを見つけては不思議そうに鼻をクンクンさせ、さらに足で土を掘り返した。ザクザクと顔を出す同じような質感の茶色の破片。はっきりと人の骨であることが見て取れるとして父親はすぐに警察に通報した。怯える娘、以前この家で何らかのトラブルが発生したのではないかと不安を募らせる父親。やがて警察は彼らが予想していなかった事実を告げたのであった。
「地元の歴史研究家に問い合わせたところ、この敷地は以前、“Wesleyan Burial Ground”という墓地だったことがわかりました。」
その父親が英メディア『mirror.co.uk』に伝えたところによれば、1840年から1872年までの間、地域においてウェズリー教会(Wesley Church)の信者が亡くなるとそこに埋葬されていたとのこと。その後1873年から1886年にかけて14体の亡骸が新設の“コーネリアン・ベイ墓地”に移されたものの、何体か移し忘れがあったのではないかと説明されたという。
出典:http://imgur.com/a/I7XPh
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)