家族を持つ、赤ちゃんの父親になるという自覚が恐ろしく欠けていたその男。“赤ちゃんは泣くのが仕事”ということをまるでわかっていなかったようだ。米ウェストバージニア州から恐ろしいニュースが飛び込んできた。
ウェストバージニア州テイラー郡で昨年9月に起きた、父親による乳児虐待死事件。その動機についてブリッジポート警察が発表して波紋が広がっている。死亡したのは生後たった16週のランディン・カーダー君。ジェレミー・カート・シェーファーという26歳の父親が虐待容疑で逮捕・起訴された。
同州のメディア『wdtv.com』が伝えているところによれば、ジェレミーはランディン君の首と後頭部をつかみ、ソファに顔面を沈めたもよう。その後、ランディン君がぐったりとして青ざめて呼吸していないことに気付いて近所の「United Hospital Center」に連れて行き、「Ruby Memorial Hospital」に移されたもののランディン君が息を吹き返すことはなかったという。
検視の結果、ランディン君の死因は頭部外傷による脳脊髄液の漏れが原因と特定されたが、その前から虐待が続いていたことを思わせる古い外傷の跡も確認されている。「10分も泣かれ、うるさくてついカッとなった」と驚くような動機を語ったジェレミー。父親になる自覚に欠けた男の虐待行為は洋の東西を問わず頻発しているが、アメリカでは「ゲームに熱中している時に泣かれてカッとなった」というケースがとても多い。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)