流れの悪いバスタブ、トイレや水道管からの水漏れの話題に事欠かないアメリカの古いアパート。しかしコネチカット州では、それが幸いしてある家庭でひそかに続いていた幼い女の子への育児放棄(ネグレクト)が発覚したようだ。
2歳女の子への虐待が発覚したのは、コネチカット州ハートフォードのアシュフォード通りに立つ2階建ての古めのアパート。地元メディア『WFSB 3 News』が伝えているところによれば、先月29日の朝、同じアパートに暮らす住民から「階上から水が漏れて落ちてくるが、家人が留守で困っている」との911番通報があり、警察が問題の家に押し入った。しかし悪臭が漂うひどく不潔な状況に、思わず吐き気を催して外に飛び出た者もいたという。
当時この家の大人は留守で、キッチンのシンクには洗ってない食器が積み重なり、居室には危険な延長コードが放置状態。そこに2匹の小型犬と2歳の女の子がまさに汚物まみれの姿で残されていた。隣人のサディキ・ブレークさんやゾー・ドウデルさんらは「両親はおそらくこの子にまともな食事を与えていない。私たちはずっとこの子のことを気にかけていた」などと説明している。犬については動物保護局が保護した。
水漏れがきっかけで発覚したとんだ育児放棄。ハートフォード警察は、この子の両親とみられるイグナシオ・カストロおよびヘンディリズ・マレロの身柄を拘束したが、設定された保釈保証金は10万ドルと高額である。現在、児童家庭サービス局がさらなる調査を行っている。
出典:http://www.wfsb.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)