キャンパスで起こるレイプに焦点をあてたドキュメンタリー映画『The Hunting Ground(原題)』に提供すべく、ダイアン・ウォーレンと共に楽曲『Til It Happens to You』をかいたレディー・ガガ。しかし自身もレイプ被害を受けたことのあるガガだけに、この楽曲の制作段階でかなり苦しんだという。
レイプ被害を10代の頃に受けたと公表し、「人生が変わった」「この傷は誰にも癒せない」と語っているレディー・ガガ。そのガガがダイアン・ウォーレンと『Til It Happens to You』をかきアカデミー賞候補になったが、曲づくりは極めて辛いものだったという。このほどガガは『Deadline』の取材を受け、こう語っている。
「ダイアンと曲作りすることで、(レイプを)追体験することになったわ。」
「傷口を裂くような経験よ。その後は(曲作りで)癒される部分もあったけれど。ダイアンがいなければ、この曲をかくのは無理だったでしょうね。」
またこの曲がアカデミー賞にノミネートされたことに、ガガはこう心境を明かした。
「みんなにこう言われるの。“賞にノミネートされたのね!”って。でも大事なのは賞じゃない。」
「ノミネートされたことは素敵なことよ。でもこの曲をノミネートすることにより、授賞式は(レイプ)問題にスポットライトをあててくれた。今ではメディアも問題を取り上げてくれているわ。おかげでより多くの人に手を差し伸べることができるの。」
レイプに関する問題について、ガガは以前にもトークセッションに参加。多くの女性達に向け深い苦悩を告白し、「辛い秘密を抱えた人がたくさんいるわ」「苦しみを秘めなくていいの」と訴えかけ、全米メディアに注目されていた。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)