多くの人に忌み嫌われるゴキブリ。「何度退治してもなかなかいなくならない」「見るだけで虫唾が走る」などという声をよく耳にするが、世の中にはそんなゴキブリをペットとして飼育する人もいるようだ。『dailymail.co.uk』が伝えている。
世界に4000種もいるといわれるゴキブリ。その中でなんとペットとして人気なのが「マダガスカルゴキブリ(Madagascar Hissing Cockroach)」である。体長は5~7.5センチで草食。普段目にするゴキブリとは違い、羽はなく一対の触角を持つ。人家に住みつく害虫ではなく、落ち葉や倒木の下などに生息するという。
今月15日、南アフリカの首都プレトリアで、ブリーダーの男性によって撮影されたマダガスカルゴキブリの出産直後の様子がYouTubeに公開された。メスの周りに群がるのは真っ白な体の赤ちゃん。出産後のメスはぐったりとして横たわっている。
マダガスカルゴキブリの出産は非常にユニークで、メスはまず卵の入った袋(卵鞘)を産み落とし、一度体内に取り込んでから孵化させて60匹ほどの赤ちゃんを産むという。
ゴキブリのブリーダーである男性は「マダガスカルゴキブリは非常に美しい生き物です。グロテスクだとか、不快だとか誤解があるようだけど、観察してみると実におもしろい。より多くの人にこの魅力あるゴキブリについて知ってもらえると嬉しいね」と語っている。
出典:https://www.youtube.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)