走行する車に必ずついているナンバープレート。中国四川省でナンバープレートを書き換えた男が使ったのは…。『shanghaiist.com』が伝えている。

日本の自動車のナンバープレートの正式名称は「自動車登録番号標」。登録されるだけあって、“使用の本拠地”や“分類番号”など表記されているひらがなや数字はきちんとした意味を持っている。中国でも1992年に識別記号を用いるシステムが導入され、一般車のナンバープレートは「漢字＋アルファベット＋英数字5文字」で表記されるようになった。

このたび中国四川省で御用となった車の所有者は、ナンバープレート「川A・4A772」の最後の数字を「998」に書き換えたのだ。中国のナンバープレートは、最初の二文字が登録地を意味する識別記号で、「川A」は「四川省・成都（省都）」をあらわす。続く英数字5文字は通常、発行事務所のコンピュータでランダムに選ばれるものの、都市によっては好きな英数字を選ぶことも可能なようだ。

問題のナンバープレートだが、偽造に使われたのは修正液。なんとも拙劣な手口に中国最大のSNS『Weibo』では「修正液を使うなんて、警察を馬鹿にするにもほどがある」「見逃さなかった警察はさすがだ」「もっと他にやり方があったのでは？」など様々なコメントが寄せられている。

中国のラッキーナンバーは6、8、9と言われる。縁起をかついだのかもしれないが、幸運は逃げていってしまったようだ。

出典：http://news.chengdu.cn
（TechinsightJapan編集部　A.C.）