カリフォルニア州のアラメダ郡から思わず苦笑したくなるような、しかし危険な話題が飛び込んできた。保安官からあくまでも逃げ切ろうとカーチェイスになった容疑者の男。彼は今頃、“こんなことになるなら大人しく投降すればよかった”とあの世で思っているに違いない。
サンフランシスコにも近いカリフォルニア州アラメダ郡のヘスペリアン・ブルバードで13日深夜、顔にマスクをかぶり盗難車両とみられるトヨタ製ピックアップトラックを運転していた男が郡保安官に呼び止められた。制止の命令を聞かなかったことからカーチェイスが始まり、最終的には州間高速道路238号線からの逃走を試みて失敗。死亡したことを地元メディアの『kron4.com』が伝えている。
保安官事務局によれば、検死の結果、男はレッドウッドシティのポール・ジアコモーニ(40)と判明。カーチェイスはヘスペリアン・ブルバードのサン・レアンドロから始まり、238号線に乗ると隣町のサン・ロレンゾへ。そこでやっとポールを追い詰めた保安官であったが、ポールは車を乗り捨てるとフェンスから向こう側にダイブ。11.5メートルほど下の「サンロレンゾ・パイオニア墓地」に転落し、病院に搬送される間に死亡したという。
保安官はこの容疑者の行動について、「向こう側がそんなに低くなっているとは思わなかったのでしょう。下をよく見ずにフェンスを飛び越えました」と説明している。また車両盗難と不法薬物の所持の容疑で同乗者のジーン・シュルベリーという男の身柄を拘束したといい、余罪を徹底的に追及したいとしている。
出典:http://kron4.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)