南北アメリカ大陸に棲息する野生ネコ科の動物で、ピューマの一種とされるもライオンと比べてもなお巨大なことで知られる「アメリカライオン」。その一頭がこのほどアイダホ州で射殺された。しかしその頭部から…!?
この画像はサイエンス系メディアの『iflscience.com』によるその記事のスクリーンショット。米アイダホ州ウェストンでハンターにより射殺された幼いアメリカライオンの頭部から、鳥のようにも見える頭が生えているのである。これには突然変異、奇形という言葉を通り越し「古代の神話から飛び出した獣ではないか」などというコメントまで現れているもようだ。
『アイダホ・ステート・ジャーナル』によれば、このアメリカライオンの死骸は同州ポカテロにある「Idaho Fish and Game’s Southeast Regional Office」に持ち込まれた。あまりにも稀な奇形であることに、野生動物の専門家ザック・ロッキャーさんも「驚きを隠せません」と述べている。原因については、多胎妊娠においてうまく成長せずに胎内で消滅した胚芽を吸収しながら誕生、成長を遂げていた「結合体双生児」であろうとみられている。
人間では、二卵性双生児に10~15%の確率で起きる“バニシングツイン”において極めて稀に発生しており、こちらでもそうしたニュースを紹介してきた。余分な手や足が生えた姿で誕生する例もあるが、毛、骨、歯などが腫瘍となって体内で育ち、青年期に発覚して摘出手術を受ける例も多い。
出典:http://www.iflscience.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)