これほど迷走、爆弾発言、珍エピソードを繰り広げる人物も珍しい。米・大統領選で共和党の指名を得ようと奮闘中の実業家、ドナルド・トランプ氏。彼がもしも大統領になったら在米のイスラム教徒はこのように“管理”されてしまうようだ。
大統領選への指名獲得に意欲をみなぎらせるドナルド・トランプ氏が今、「とんだナチズム」と強い批判を浴びている。7日、『Yahoo News』とのインタビューで、イスラム教徒との共存についてこのような持論を展開したのだ。
「1年前の我々ならやらなかったことだが、セキュリティのことを考えれば敢えてそれを行うべき時に来ている。在米のすべてのモスクに対する監視体制を徹底的に強め、アメリカに移住したイスラム教徒やシリアからの難民には、そうとわかる身分証明カードが必要。あるいは“ムスリム”を示すバッジを胸につけてもらう必要がある。」
ここで誰もが思い出すのは、アドルフ・ヒトラーが首相に就任して8年後の1941年から、ナチス・ドイツはユダヤ人を識別するためとして彼らに“ダビデの星”と呼ばれる六芒星の黄色いバッジの着用を義務付けたことである。このトランプ氏の発言に対しては、「自由の国アメリカがイスラム教徒を迫害するまさかのホロコースト国家へと変貌か」「こんな危険な思想の男を大統領にしてはならない」といった声が相次いでいるもようだ。
出典:http://countercurrentnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)