1日に数十万という飛行機が世界の空を飛んでいる以上、定期的にこうしたアクシデントが起きることは疑いようもない事実である。英ウィルトシャー州で凍った糞便が上空から民家の屋根に落下し、ダメージを与えたことを伝えたのは3か月ほど前のこと。このたびはインドで女性が被害にあってしまった。
上空を飛ぶ飛行機からの非常に危険な落とし物。それは成人男性が両手で持たなければならないほど大きな氷の塊と化していたが、正体はなんとヒトの排泄物。そんなものがインドの女性に大怪我を負わせたことを『ザ・タイムズ・オブ・インディア』紙が報じた。
落下事故が起きたのは昨年12月17日、インドのマディヤ・プラデーシュ州アームクホーという村で、被害にあったのはラジラニ・ガウドさんという女性。8メートルほど離れたところにいて目撃したという公立学校の教師をしているディーパック・ジャインさんは、同紙に「その塊は最初にある家屋の屋根に当たり、バウンドして彼女を襲った。もしも頭蓋骨を直撃していたらと思うと非常に恐ろしい」などと語っている。
地元警察では捜査を行わないとしているが、航空業務コンサルタントのBimal Kumar Srivastava氏はインドの民間航空局および気象局に事実関係の調査を依頼。返答を待っているもようだ。昨年秋の英ウィルトシャー州の事例に関しては、イギリス民間航空局(UK Civil Aviation Authority)が「飛行機から氷のような物が降ってきたという報告は年間25件ほど入る」と明らかにしている。
出典:http://soma.today
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)