26日にかつてないほどの大雨を記録したイギリスの北部から中部。広い範囲で洪水の被害が出て、住民らが避難を余儀なくされていることを複数の英メディアが伝えている。
この画像は『bbc.com』によるその記事のスクリーンショット。イギリスでは北部から中部にかけて26日を中心に激しい雨が降り、1日あたりの雨量が例年の1か月ほどを記録したことから広い範囲で深刻な洪水被害に見舞われているもようだ。
英・環境庁は、ノース・ヨークシャー州、ウエスト・ヨークシャー州およびランカシャー州で被害が特に大きいとして、24か所について洪水警告を発令。住宅の多くで床下・床上浸水の被害が出ているほか、少なくとも数千世帯で停電が発生。指示により住民数百名が安全な場所に避難したが、道路は川のような状況であることから場所によっては救助隊員とともにボートでの移動も。人々はクリスマス休暇をゆっくりと楽しむどころではなくなってしまった。
『bbc.com』では各地の状況について空撮を含めた多数の写真を掲載しているが、ノース・ヨークシャーのウーズ川およびフォス川沿いの3,500ほどの家屋に深刻な被害が出ており、ウエスト・ヨークシャーのリーズ、ヘブデンブリッジ、ソワービーブリッジおよびマンチェスターからも大きな被害の報告が伝えられているという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)