米ネバダ州ラスベガスのカジノ系ホテルが立ち並ぶメインストリート、“ラスベガス・ストリップ”で20日午後6時40分ごろに起きた事故。1台の車が歩道に乗り上げ、次々と歩行者をはねて大勢の死傷者を出した。テロではないものの、運転手が故意に事故を起こしたのではないかとの説が有力視されている中、その人物についてさまざまな情報があがっているもようだ。

事故は「プラネット・ハリウッド・リゾート＆カジノ」と「パリス・ラスベガス」の両ホテルの間で発生。幼い子3人の母親であるアリゾナ州のジェシカ・ヴァレンズエラさん（32）が死亡し、重軽傷者は36名に上ると伝えられている。警察当局は車を運転していたラキーシャ・ホロウェイというオレゴン州出身の24歳の女を逮捕。最初に事故を起こした歩道から車道に戻り、別の場所で再び同様の事故を起こしたことから、人々を殺傷する意図があったとみて捜査が進められている。

ラキーシャの故意による犯行と断定した上で、現在多くのメディアがその人物像についての情報をSNSから集めている。彼女はFacebookのユーザーであったもよう。オレゴン州ポートランドの「Portland Community College」に通っていた頃のものだという写真を添え、『inquisitr.com』がその興味深い内容を伝えている。

それによればラキーシャはFacebookにて2012年10月に大きなお腹の写真をアップしており、今年10月下旬から滞在していたマイアミで撮影された写真にも3歳ほどとみられる少女が一緒に写っている。しかし子供の父親との関係はすでに解消されており、親子はここまでホームレスとして車で移動しながら生活していた可能性があるという。

また『TMZ.com』は、彼女が最近ランジェリーやセクシーなドレスのデザイナーとしての道を歩み始めたことを伝えており、自身がモデルを務めたそうした写真も投稿されていることを伝えている。ラスベガス滞在はそうしたショーを行うためか、あるいはセクシーモデルを探すためではないかとしている。

この時期のラスベガスは、カジノが主たる目的ではない家族連れやクリスマスを一緒に過ごそうというカップルが大勢繰り出す。ハッピーオーラ一色の彼らに何やら嫉妬を感じたか、あるいはせっかく始めたファッションビジネスも先行き不透明で、娘との生活にも何やら自暴自棄になってしまったということか。故意であったとしても犯行動機などはいまだ本人の口からは語られていない。

※　画像はinquisitr.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）