平和、安全、幸福の象徴として家族連れはもちろん、世界中から観光客が訪れている米フロリダ州の数々のテーマパーク。このご時世ではやむを得ないとして、ついに入場者に対する金属探知機での検査が実施されるようになった。
きっかけは今月2日にカリフォルニア州サンバーナディーノの障害者支援施設で起きた銃乱射事件だとし、「セキュリティを強化せざるを得ません」と異口同音に語るフロリダ州の有名テーマパーク責任者たち。クリスマス休暇で入場者数が急増するにあたり、このほど「シーワールド・オーランド」、「ユニバーサル・オーランド」が金属探知機を設置。入場者全員に検査を義務付け、バッグの中身をチェックすることも辞さないとしている。
また「ディズニー・ワールド」やカリフォルニア州の「ディズニーランド」でも金属探知機の導入を発表したが、こちらは被検査者を無作為に選ぶランダム形式を採用するもよう。さらに爆発物を探知するよう訓練された犬も敷地内を巡回するという。
主要な観光地でテロ対策の強化が求められている今、いずれは全米各地のテーマパークで金属探知機の導入が検討されるのではないかと『nydailynews.com』は伝えている。
こうした流れの中で土産売り場にも大きな変化が現れている。ディズニー系のテーマパークは現在オモチャの銃の販売を停止しているほか、14歳以上の者についてキャラクターのマスクやウィッグを被るなどコスプレでの来場は禁じると決定した。いずれも警備上の混乱を避けるためだとして理解、協力を求めている。
※ 画像はnydailynews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)