クリスマスを前に、ニューヨーク大司教区が大揺れとなっていることが伝えられた。カトリック教会の聖職者が教会のお金をなんと1億円も横領。その使い道が呆れたものであった。
聖職者が数年にわたり金庫のお金を横領というあるまじき事実が発覚したのは、ニューヨーク・ブロンクス区の2つのカトリック教会。被害総額は約100万ドル(1億2千万円)で、スロッグズ・ネックの「St. Frances de Chantel」に所属する聖職者のピーター・ミクエリ(53)が逮捕・起訴されている。
発覚のきっかけは、教会で働いている人々の間で「ファーザー・ミクエリの部屋に出入りすると不自然な光景を目にする」という話が持ち上るようになったこと。表に金額が記されている封筒でも中身はカラ、部屋の床に現金が落ちている、そういったことが幾度もあったという。取り調べに対し、ミクエリは「ニュージャージーに家を購入した。ボーイフレンドと暮らすために必要だった」などと供述したため同性愛者であることも露呈したが、その男性とはドラッグを用いてのSMプレイにふけっていたとの情報も出て来たようだ。
実は信徒の間では評判が悪かったミクエリ。インターネットでは彼を追放しようと運動する者たちが署名を集めることも行われていた。年齢的にもリーダーとして教会をまとめることを期待されながら、人々の信頼を集めるには至らず、そればかりかとんだ裏切り行為を働いたミクエリ。怒りの声は非常に大きい。
※ 画像はabc7ny.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)