数日前、米フロリダ州で生後たった1か月という息子を性的に虐待した母親が逮捕されたことをお伝えしていた。このたび逮捕されたのは看護師の男。里親制度を悪用し、乳児を預かっては猥褻な行為を働いていたという。
カリフォルニア州サンディエゴで昨年8月、小児科の看護師の資格を持つことから里親制度に登録していたマイケル・ウィリアム・ラッツという52歳の男が、預かった生後2か月の未熟児の男児および11か月の女児に性的虐待を行っていたとして逮捕・起訴された。ラッツの猥褻行為は自身のおかれた立場を乱用しての計画的なもので、その様子を捉えた映像は児童ポルノサイトにも配信されていた。
罪状は未成年者に対する性的虐待、商業的性的搾取、児童ポルノ所持ほか複数にわたり、今年1月には有罪答弁を行っていたラッツだが、今月7日に連邦地方裁判所でその裁判が結審。懲役80年の実刑判決が言い渡されたことをロサンゼルスのメディア『ktla.com』が伝えている。
看護師あるいは里親としての社会的な信頼を裏切った、実にあるまじき行為だと断罪したジョン・ヒューストン裁判長。主文では「the worst of the worst」という言葉を用いた上、「無垢で非力な幼い子にそのようなことをしたあなたは、20人もの人の命を奪った銃乱射事件の犯人よりも卑劣な人物です」と述べ、こちらも話題を呼んでいる。
※ 画像はfacebook.com/ktla5のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)