このほど米テキサス州のヒューストン市警が大変残念なニュースを伝えた。騎馬隊として活躍していた牝馬の“シャーロット”が車にはねられて死亡したというもので、現場を捉えた1枚の写真が市民の涙を誘っているもようだ。
シャーロットはテネシー・ウォーキング・ホース種の牝馬。2歳の時、オクラホマの農場からヒューストン市警の山岳パトロール隊にやってきたが、初めての訓練にも評価は抜群であっという間にヒューストンのダウンタウンに騎馬隊としてデビュー。6歳の優秀かつ働き盛りの1頭であった。
しかし市警はこのほどFacebookを通じて、たった4年の活躍にしてシャーロットの尊い命が突然奪われてしまったことを発表。「あまりにも悲しく寂しい。私たちも非常に胸を痛めています」と綴った。今月3日午前、パートナーを組んでいるD. ハーリジョン隊員をいつものように背中に乗せ、道路のパトロールにあたっていたシャーロット。しかし1台のコンクリートミキサー車にはねられてしまった。そちらの運転手は自分側の非を全く認めていないという。
後ろ足をひどく骨折し、道路に横たわったまま動かなくなってしまったその大きな体。瀕死の状態であるシャーロットのそばを離れず、最期の息を大きく引き取る瞬間までその顔を撫で続けたハーリジョン隊員。彼の悲しみはあまりにも深く、シャーロットの顔に自身の顔を埋めたまま動かない。そんな姿はSNSの大きな話題となり、市民も思わずもらい泣きしているとニュースメディアも伝えられている。
この画像はヒューストンの動物保護団体『Animal Justice League』によるFacebookのスクリーンショットである。そこでもこの話題が取り上げられ、“とても心優しい隊員さんですね。パートナーによるこのような温かい看取りがあったことに、私たちはとても感動しています。シャーロット、どうか安らかに眠ってください”と綴られた。
※ 画像はfacebook.com/AnimalJusticeLeagueHoustonのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)